ミルダム（Mildom）の公式配信者契約が終了！新しくスタートした新配信者ランク制度とは？

「ミルダム（Mildom）ってどのようなアプリ？」「ミルダムの公式配信者契約ってどうなったの？」「ミルダムの新配信者制度ってなに？」などと疑問に思っていませんか？

いざミルダムを使い始めたけど、どうやって使えばいいのかわからないという人も多いかと思います。

そこで本記事では、ミルダムの新配信者ランク制度についてわかりやすくまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

ミルダム（Mildom）とは？

ミルダム（Mildom）とは、2019年に中国最大のライブストリーミングプラットフォーム「闘魚」と三井物産が共同出資し設立した「株式会社DouYu Japan」が運営を開始したライブ配信サービスです。

ゲームを中心にした新世代のライブ配信サービスを目指しておりリスナーとライバーの双方が楽しめるプラットフォームとなっています。

時給制度も取り入れられておりアプリ内ランクによって高時給が望めるためミルダムでゲーム実況をはじめるライバーも数多く存在しています。ただし、一方で任天堂と株式会社Cygamesが運用しているゲームタイトルの投稿や配信が禁止されており一部取り扱いできるゲームタイトルの制限がされています。

ミルダム（Mildom）の公式配信者契約が終了

ミルダム（Mildom）には運営と直接契約を結ぶ「公式配信者契約」によって公式ライバーとして活動できる制度がありました。

公式配信者契約では公認ランクに参加できる点や公認マーク付与、使用できる機能解放などさまざまなメリットがあり知名度の向上だけではなく収益化の面でもさまざまなメリットが存在していました。しかし、2022年8月に公式配信者契約は終了しており、それまで公式ライバーとして活躍していたライバーは続々とミルダム引退を発表し話題になりました。

今回は、公式配信者契約に変わり新しく2022年8月からスタートした「新配信者ランク制度」について紹介していきます。

ミルダム（Mildom）の新配信者ランク制度とは？

ミルダム（Mildom）の新配信者ランク制度をまとめると、以下の通りです。

1. 新配信者ランク制度とは？
2. 参加条件は？
3. 新配信者ランクと報酬
4. ランクを上げるには？
5. ポイント獲得時の注意点

それぞれ詳しく解説していきます。

新配信者ランク制度とは？

新配信者ランク制度とは、参加基準を満たすことでライバーは参加できるランク制度です。ランクによっては1時間あたりの報酬アップや機能の解放が見込めます。

参加条件は？

新配信ランク制度への参加条件が以下の通りです。

• 視聴時間10分以上
• 配信時間70分以上
• 配信日数2日以上

上記3つの条件を満たすことで参加することが可能です。

元々の条件は視聴時間900分以上、配信時間300分以上、配信日数10日以上でしたが2022年11月21日に変更され比較的条件が緩和されています。

参加申請してから翌週または翌々週の月曜日から新配信者ランクへと参加になりますが、参加後に約1か月配信をしていない場合は参加取り消しとなるので継続して配信を行っていく方におすすめです。

新配信者ランクと報酬

新配信ランク制度に参加後のランク別の報酬が以下の通りです。

ランク	絶対必須ランクポイント	時給	解放される機能
Mildomアンバサダー	450万ポイント	5,000円	-
Exstreamerパートナー	280万ポイント	3,500円	-
Masterパートナー	260万ポイント	3,000円	-
Goldパートナー	250万ポイント	2,500円	-
Silverパートナー	240万ポイント	2,000円	-
Bronzeパートナー	190万ポイント	1,500円	-
S1	130万ポイント	1,000円	・追いかけ再生 ・クリップ機能 ・転送機能
S2	100万ポイント	800円	-
S3	60万ポイント	400円	-
A1	40万ポイント	200円	-
A2	25万ポイント	100円	・新ファンクラブ機能
B1	18万ポイント	50円	-
B2	12万ポイント	40円	-
C1	8万ポイント	20円	-
C2	5万ポイント	10円	-
C3	3万ポイント	5円	-
R1	1万5千ポイント	3円	-
R2	4千ポイント	2円	-
R3	-	1円	-

時給は1日4時間まで発生します。つまり、最高ランクのMildomアンバサダーで4時間配信した場合最高で20,000円稼ぐことが可能です。ただし、1回の配信あたり15分未満の配信は対象外となるので注意しましょう。また、解放された機能に関しても解放後30日間の配信がない場合は封鎖される可能性があります。

また、ポイントは1週間ごとに集計されます。集計されたポイントによってランクが変動し最大2クラスまでの変動が行われます。

元々のランク制度では最高でもS1で時給1,500円でしたが、上記の表からわかる通りS1の時給は下がりました。しかし新たに6つのランクが追加され時給額も高額であることが分かります。

ランクを上げるには？

ランクを上げるにはポイントを獲得しなければいけません。ポイントの入手方法は以下の通りです。

• ギフト
• 配信時のコメント
• フォロー及びフォロワーの獲得
• 視聴時間
• 配信時間
• 特定のイベントによる獲得

ポイントの算出方法は公開されてはいませんが上記の入手方法により獲得は可能です。ただし、ポイントの獲得方法に関して以下の注意点が存在します。

ポイント獲得時の注意点

ランクを上げるためといって手あたり次第にポイントの入手方法を行うと場合によっては配信停止やアカウントの停止の可能性があります。

• 配信時間稼ぎによるライバー不在や長時間の放置
• コミュニケーションが成立していないコメント
• 複数アカウントの使用によるポイントの獲得

上記の点に加えて利用規約の違反を行わないようにしましょう。

ミルダム（Mildom）の新配信者ランク制度で解放される機能

ミルダム（Mildom）の新配信者ランク制度によりランクアップで解放される機能が以下の通りです。

• 新ファンクラブ機能
• 追いかけ再生
• クリップ機能
• 転送機能

それぞれ詳しく解説していきます。

新ファンクラブ機能

新ファンクラブ機能では、ライバーのファンクラブへとリスナーが入ることでさまざまな特典が得られる機能です。従来のファンクラブ機能が2022年7月上旬にアップデートされ現在の新ファンクラブ機能へと変更されました。

新ファンクラブ機能は、ライバーが機能を設置するには配信ランクA以上などの条件を満たす必要があります。または、各種獲得イベントで獲得したユーザーや2022年7月のアップデート以前に設置している場合は配信ランクA以上を満たせずとも使用可能です。

ファンクラブには、3種類のタイプが存在しそれぞれ入る条件や特典も変わってきます。

タイプ	加入条件	特典
ノーマルパス	2022年7月上旬から配信者へ累計99コイン分をギフトとして贈っている	・限定バッジ ・限定コメント背景 ・レベルアップ報酬
ゴールドパス	配信者の月額500円の定期購読を購入する	・限定バッジ ・限定コメント背景 ・レベルアップ報酬 ・限定スタンプ ・限定アーカイブ ・ファンレベルブースト ・継続バッジ
プラチナパス	配信者の月額1,000円の定期購読を購入する	・限定バッジ ・限定コメント背景 ・レベルアップ報酬 ・限定スタンプ ・限定アーカイブ ・ファンレベルブースト ・継続バッジ ・限定配信

上記の内容から加入条件や特典が全く違うことが分かります。

ファンクラブに参加しているユーザーはギフト送付やコメント、視聴時間によりファンポイントを貯めることでファンレベルを上げることも可能です。

追いかけ再生

追いかけ再生は、配信者ランクがS1以上の場合に解放される機能です。追いかけ再生の機能解放後にライバーは機能を有効にすることでリスナーはライブ配信中に選んだ時間から遡って視聴ができる機能です。

クリップ機能

追いかけ再生同様に配信者ランクがS1以上のライバーに解放される機能です。ライバーがクリップを許可している場合にのみ使用できる切り抜き機能となっており、1つの配信につき3個まで可能、30秒から60秒までの切り抜きが行えます。

クリップ機能はライブ配信中はもちろんアーカイブに対しても使用できます。作られたクリップ動画は、トップページの「おすすめクリップ」やクリップ元の配信及びアーカイブ、ライバーのプロフィールページから確認することができます。

ただし、作られたクリップ動画は30日間で再生数が100回以下の場合は自動的に削除されるので注意しましょう。

転送機能

追いかけ再生とクリップ機能同様に配信者ランクがS1以上で機能が解放されます。

転送機能とは、配信中に自身の配信ルームで別の配信ルームの配信を映すことのできる機能です。さらに転送機能を使用している場合、転送先の配信ルームのリンクが表示され移動することも可能です。

まとめ

ミルダムの新配信者ランク制度について詳しくまとめていきました。人によって使用目的は違うでしょうが、この新配信者ランク制度により多くのライバーがYouTubeやTwitchなどの配信サービスへと移動しているのは確かです。

しかし、新配信者ランク制度のアップデートにより参加条件が緩和されたことはもちろんランクアップをするには質の高い配信をしていかなければ収益化や機能解放ができなくなったことも事実です。公認配信者契約に対してハードルが高く感じていたユーザーにとって継続して配信を行うきっかけにもなるのではないでしょうか。

今後のミルダムの配信の傾向も大きく変わることかと思います。ぜひ本記事を参考にして、ミルダムを楽しく活用してみてください。